カテゴリ:2010.3月の企画( 3 )

「はじめての教育学研究展」レポート②

22日は,「研究発表会」が行われました。
来場者は,現場の教員や県職員,大学生,アーティスト,小学生,一般参加者など様々なジャンルの方に発表を聞いて頂きました。

1人目は,美術教育を専門分野とした鈴木眞里子が「地域との連携による展覧会を活かした美術教育実践の開発」の研究発表を行いました。
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KAPLがある,アートスペース萌木内にある絵画教室学美塾で行われた授業実践「まちを美術館にしよう」を中心に発表していきました。

2人目は,キャリア教育を専門分野とした石田亘が「キャリア教育理念のある地域創出に向けての試み―事業所向けガイドラインの作成を通して―」の研究発表を行いました。
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発表の中では,小学生男子の夢の1位はプロ野球選手であることが分かりました。
来場者の小学生に夢を聞いてみたところ,野球選手や普通の人,戦隊ヒーローなど様々な意見がでました。
その答えを受け,来場者からは「夢を答えてもらうことが大切なのではなく,どのような文脈でその夢を話してくれたのかを理解しようとすることが大切なのでは」といった意見もでました。

3人目は,古典教育を専門分野とした大越歩が「中学校古典教育における地域性を活かした伝統的な言語文化の教材試案」の研究発表を行いました。
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来場者の方には実際の中学校で行った大越さんが開発した越谷独自の教材を体験して頂きました。

4人目は,体育教育を専門分野とした市河大が「体育におけるICT活用の有用性―鉄棒運動の支援活動を中心として―」の研究発表を行いました。
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鉄棒運動・技のチェック表を体育の授業中にパソコンでチェックし,体育の思考場面で活用するという発表でした。将来的にはiPod touchを活用すること考えているそうです。


4人の発表の後も研究を介しての活発な議論は進んでいきました。

学校カウンセリングを専門分野とした内藤暢彦は,「通級指導教室におけるコラージュ療法を用いた児童理解と支援―コラージュ制作による児童の気分変化について―」のポスター発表を行いました。
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実際に通級指導教室で児童が制作したコラージュを見ながら,児童の変化を説明していきました。

赤堀友美は,「小学校理科教育における言語活動の充実―客観的観察力を高め,表現力を育成する指導方法・教材の開発―」のポスター発表を行いました。
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希望者にすぐに体験できる実験体験を随時行いました。


阿部有子は,「短期的に実施される農作業の体験が中学生の気分状態に及ぼす効果」のポスター発表を行いました。また,農機具の展示も行いました。
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当時の田植え作業服の試着体験もできます。
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研究発表をアートスペースで行うというちょっと珍しい企画展でしたが,研究もアートも探究的であり,研究も一つの表現活動です。

今回,修了生にとって大きな体験であったのは,自分たちの研究が一般的にも理解され,おもしろいと思ってもらうことを実感として持つことができたことでした。
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今後も,学会発表等と並行してこのような地域に開けた活動を行っていく必要性があることを確認することができました。

また,今回文教大学大学院教育学研究科のHPから今回来場者にお配りした研究報告書をダウンロードすることができます。
ぜひご覧ください。
文教大学大学院教育学研究科

文教大学大学院教育学研究科2期生+研究生は,これからもKAPLでの展示を研究者としての初めの一歩として研究と実践をつなぐ取り組みを続けていきたいと考えています。

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最後になりましたが,ご理解・ご協力頂いた皆様ありがとうございました。


展覧会企画者:鈴木眞里子
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by kapl | 2010-03-22 21:32 | 2010.3月の企画

「はじめての教育学研究展」レポート①

3月のKAPL展覧会「はじめての教育学研究展」文教大学大学院教育学研究科2009年度研究報告が無事終了いたしました!

2日間で40名を超える来場者がありました。
参加してくださった皆様,応援してくださった皆様,本当にありがとうございました!

本展覧会企画者である文教大学大学院教育学研究科2期生は,2010年3月16日をもちまして,2年間にわたる修了過程を修了いたしました。

この展覧会では,大学院という枠を飛び出し,地域のアートスペースで研究成果を発表することで,研究者としての初めの一歩を「研究」に対する難解なイメージを新たにするものにしたいと考え開催されました。

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9名の展示者の自己紹介パネル・研究紹介ポスター・修士論文・研究に関連する展示物がKAPLに飾られました。

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2日間の展示では,ポスター発表形式で,展覧会に訪れた方たちに随時研究の説明を聞いて頂きました。

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来場者からは「少し難しい内容の研究でも,研究者の生の言葉で聞くと分かりやすくおもしろかった」という意見を頂きました。
また,修了生も「学会や教授の前で話すのとは,もう一度自分の中で噛み砕き,伝えるということができて貴重な体験ができた」というような報告もありました。


また,20日には研究を気軽に体験できる「研究ワークショップ」も随時行われました。

美術教育を専門分野とした山口愛は「漫画を使った美術の開発授業の体験」を行いました。
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KAPL内にあるものを顔に見立て,気持ちを考えて表情をつけていきました。
相手の気持ちを考え,表情をつけることが漫画表現であることを説明しました。
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携帯会社の顔文字が実は自分の感情を表す身近な漫画表現であるそうです。
 
発達心理学を専門分野とした熊倉悠佳は「セロトニンを増やす朗読とリズム遊び体験」を行いました。
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セロトニンを増やすと幸福感や安心感が得られると言われています。
リズム運動を行ったあと,谷川俊太郎さんの「きりなしうた」の詩を用いて,二人一組でリズムをとりながら自由に振りなどをつけて朗読を行いました。
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体育教育を専門分野とした市河大は「やせる歩き方体験」を行いました。
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KAPL内で,目をつぶってまっすぐ歩けるか確認。
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正しい歩き方を教わり,外でもウォーキングの練習を行いました。


その後,文教大学教育学部中本敬子専任講師を迎え,教育についての気軽な座談会が行われました。
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「なぜ,学校の先生は大学に通ってないとなれないのか」を切り口に,学生が研究することによって何を身につけていかなければならないのかをひもといていきました。

初日の20日は,研究発表やワークショップ,座談会によって様々な活発な意見のやりとりが18時すぎまで活発に行われ続けました。


21日のレポートに続く!


展覧会企画者:鈴木眞里子
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by kapl | 2010-03-22 20:55 | 2010.3月の企画

「はじめての教育学研究展」 文教大学大学院教育学研究科2009年度研究報告

2010年3月のKAPL企画展のお知らせです!

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「はじめての教育学研究展」
文教大学大学院教育学研究科2009年度研究報告


今回のKAPLでは、「生きる力」・「伝える力」をアートと捉え、「はじめての教育学研究展」を開催します。

平成24年度より文部科学省より示され、全面実施される「新学習指導要領」。

その中には、

「新しい学習指導要領では、教育基本法の改正等を踏まえ、子どもたちに「生きる力」をはぐくむことを目指し、言語活動、算数・数学や理科教育、道徳教育、体験活動、外国語教育などの充実を図る」

と明記されています。

まさに、現在、「自分で問題を見つけ、解決への方法を模索し、自分の考えたこと、思ったこと、体験したこと、それを他人に伝える力」(=生きる力)が求められているとも言えるでしょう。

今回は、「生きる力」を研究し続けている教育学の研究者たちの「生きる力」を「伝える力」を持って広く社会に報告、発信し、教育について、この社会の未来について議論する機会を設けました。

是非ご来場いただければ幸いです。 


KAPL代表:浅見俊哉


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「研究はなんだか難しくて分からない」それは本当でしょうか?
最初のきっかけは素朴な疑問「どうして?」「なぜ?」
それに答えるのが「研究」です。

大学院の2年間で,十人十色な私達が情熱をかけて追いかけてきたことを皆様と共有したいと考えています。きっとあなたも何かを研究してみたくなる,そんな展覧会です。

私達の研究は,修士論文で終わりではありません。研究者としての初めの一歩の展覧会にどなたでもぜひお越し下さい。お待ちしています!

日時: 2010年3月20日(土)21日(日)
時間: 10:30-18:00
場所: KAPL-コシガヤアートポイントラボ
費用: 入場無料
企画: 文教大学大学院教育学研究科2期生
連絡先: corsage85@yahoo.co.jp(鈴木)


○展覧会関連イベント○
 21日:「研究発表会」13:30ー15:30
 20・21日:研究ワークショップ・ポスター発表(随時)


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詳細はKAPL公式blogにて
http://kapl.exblog.jp/
主催:コシガヤアートポイントラボ実行委員会

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ぜひKAPLに遊びにきてください!

展覧会企画者:鈴木眞里子
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by kapl | 2010-03-12 16:55 | 2010.3月の企画

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