カテゴリ:2015.5月の企画( 3 )

KAPLーPLAYERS OATH EXHIBITIONー レポート<後半!>

「KAPLーPLAYERS OATH EXHIBITIONー」展レポート<後半!>
をお伝えします!


廿楽 紘子  「想」
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今まで自分の為に作品を描いてきた作者が、人に贈る作品として、自分の相手への思いを重ねながら描いてりる作品の下絵です。作品への愛着や深まりを感じながら描いていると話してくれました。現在、日本画の作品を制作している最中だそうです。



服部 真理子  「あそびを考える展(案)」
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これまでKAPLが行ってきた「初笑い展」「らくがき展」などの企画からヒントを得て、KAPLに来てくれた人と今後の楽しい場作りを考えたいという作品です。たくさんのアイデアを来場者の方から頂きました。もしかしてあなたの企画が今後KAPLで実現するかも!?



原田 健太郎  「They were Photographs.」
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3年間作品を制作していなかったという作者が、今回選手宣誓として、これからまた作品を作り続ける決心を語ってくれました。赤外線フィルタと通して撮影した作品は、人間の目で見た色の世界とは異なり、違和感のある印象。写真と写真でないものの狭間について、疑問を持って制作した作品です。



柳原 敬  「beyond the beyond」
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旅が大好きな作者は、教科書やガイドブックをみているだけでは知り得ない、目的地で生の体験を旅を続けているそうです。空から大地にかけてを写真の並びで表現しました。レセプションでは、小学校の時に地図旅行クラブに入っており、地図を見ながら目的地までの距離を図り、計算した時間で本当にいけるのか試していたという作者の原点の話になり、大変盛り上がりました。



山口 愛  ①「水と土の呼ぶ声」  ②「WA!~フリップブック~」③「WA!~フェナキストコープ~」
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KAPLにて行われた「水と土の呼ぶ声」に展示した作品を再構成した作品です。新潟の故郷に強く引かれる感覚を漫画で表現しました。レセプションでは、自画像的な作品の持つ意味合いや、当時主人公に自分の名前をつけたことで前回の展示では感じなかった違和感等について語り合いました。

②③アニメーションに強い感心のある作者が制作した動く絵の原点。自分の手でアニメーションを動かす楽しさを味わえる作品です。



渡邉 範久  「Gulliver's map」
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建築が専門の作者の考えるワークショップの企画を案として展示しました。バルセロナ・ベネチア・パリ・新宿の地図の上に参加者が紙粘土で建築物を作っていきました。レセプションでは、「地図は、コミュニケーションの道具になる」と語ってくれました。今後、さらにブラッシュアップして提案してくれると思います。来場者の方が一番時間をかけて、体験してくれました。



また、来場者の方には、コンセプトブックを配布しました。
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レセプションでは、お酒や食事をしながら、一人ひとりが作品について語り、質疑応答を行いました。
ラボラトリーらしい実験的な作品も多く、感想だけではなく、アドバイスも飛び交うのがKAPLらしい雰囲気でした。

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来場者の方の感想を紹介します。

 ・自分を表現する為の手法が様々であることに驚きました。特に山口さん漫画の作品に心うたれました。ギャラリーに洋服が置いてあることに一番驚きました。

 ・作品を制作した方の話を直接聞く機会が初めてだったので、分からなかったことが色々分かりました。自分の質問に直接答えてくれたことが嬉しかったです。

 ・KAPLメンバーの変わらない姿にお会いできて嬉しかったです。

 ・KAPLメンバーの作品のベクトルがそれぞれ違っていたのが面白いと感じました。おかげで、慣れてない自分でも「まずは興味を持ったものをとっかかりに観て行く」という流れが自然にでき、すんなり展示に入っていくことが出来ました。また、作品を通じ「自分は今どういうことに興味があるか」を浮き彫りに出来た部分もありました。今の自分はどういった作品により心を打たれるか、ということを考えながら作品を見ていくと、普段あまり意識しない部分での自分の思いがあぶり出されるような感覚があり、皆さんの作品でありながら自分への鏡のようにも思えました。これも皆さんの作品の幅の広さと、作者のかたといろいろ話せる距離感によるところが大きいのではないかと思いました。


展示後のメンバーのまとめとして、

・作品の見せ方の勉強会を行うべじゃないか。また、作品を事前に持ちより、コンセプトの共有をしながら、批評会などを行うなども検討したい。

・作品の統一感はなかったが、それぞれの「選手宣誓」にはなったのではないか。

・メンバーの作品と来場者との関わりをみて、作品(アート)が自分と体験の間にある時、今まで深く理解することができなかったことが、楽に理解できる瞬間があった。
(ex:旅好きなメンバーが、小学生の時から地図の尺の計算をして旅をしていたという話、料理をすることで制作への欲求がみたされる話など。)作品を鑑賞しながら、批評を行うことで、作品を通した意識の変換が行われた。

・KAPL(コシガヤアートポイントラボラトリー)の展示の中でも、実験的な作品が多く、今までで一番ラボラトリーらしい展示になり、発見の多い1日となった。

この再スタートを期に、KAPLとしてまた皆さまとワクワクを共有したいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いします。


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                                                     記事:鈴木
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by kapl | 2015-06-07 23:51 | 2015.5月の企画

KAPLーPLAYERS OATH EXHIBITIONー レポート<前半!>

2008年の設立以来、私たちKAPLは、ゲストの皆さまと一緒に、アイデアが生まれてくるワクワクした気持ちや、新たなものの見方、工夫することを「アート」とし、活動してきました。

約2年間のお休みをはさみ、ゆっくりと力をたくわえてきたメンバーが会議を重ねることで、KAPLの輪郭がみえてきました。

2015-2016シーズンは、「変換と転換」というテーマを掲げ、活動していきます。
日常生活において、自らが変化することは、大きなエネルギーを必要とし、時には変化を拒絶してしまう事もあります。けれど、アートが自分と体験の間にある時、その変化はゆるやかに行われ、押しつけでは感じる事が出来ない、自分の実感を持って変化を味わうことが出来る時があります。
私たちは、そんなアートの面白さを実感できる企画を2015-2016シーズンに考え、実行していきます。

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そんなKAPLの再スタートとなりました、2015年5月31日に行われた
「KAPLーPLAYERS OATH EXHIBITIONー」展についてレポートします。

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今回の作品展では、KAPLのメンバー13人による、それぞれの「選手宣誓」を表した作品が展示されました。一人ひとりのメンバーが、これからKAPLで、そして自らが何を考え、行動していくのかが少しでも伝わるような作品を目指し、制作しました。


浅見 俊哉  
①「呼吸する風」②「網膜の像」

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①ヒロシマにある「被爆樹木」の影をフォトグラムの手法で、影を撮影したシリーズ。
原爆にも耐え、現在も力強く生きる姿が生を感じる美しい作品です。

②まばたきの時間を露光時間とし、デジタルカメラのセンサーを網膜と見立て、目を開いている時間だけシャッターを開き撮影された作品。「身体感覚」のリアリティの表現を試みています。鑑賞者からは、不安と美しさを感じる等たくさんの意見がかわされました。



あさぬま すすむ  
「ネコノキモチ」
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野良猫を10年近く撮影し続けている作者。猫の気持ちを考える装置を考え、制作した実験的な作品。
猫の気持ちになってもらいたいという作者の気持ちからマジックミラーやカメラ、i padなどを使って制作された熱意を感じる作品です。



大山 香里  
「奥さん!今日の献立は?」

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実家をでて2年、食と向かいあってきた作者。外食や惣菜など簡単に済ませることができる誘惑に負けずに、ポリシーをもって毎日の夕食を作り続ける作者から鑑賞者への調理へのきっかけ作りを提案している作品でした。おいしそうな食事風景のイラストをみていると食欲が湧いてきます。レセプションでの、「料理をするようになって、作品を制作する意欲が減り、その分料理へのこだわりが増した」という意見が印象的でした。今後、カフェなどにも挑戦していくと語ってくれました。



大澤 加寿彦  
「Mono-tone フライヤー構想」

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10月10日に行われる小河タイラとのツーマンLIVEの企画案と自らが制作したフライヤーの展示がされました。レセプションでは、山口愛「水と土の呼ぶ声」の作品から着想を得た曲を披露。会場を大いに盛り上げてくれました。LIVEに関しては、後日ブログで詳細をお伝えします!



小宮 貴史  
「The origin of EXPRESSION 2015」

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写真表現がもたらす多層構造と新たな視点をひとつの作品として表現する試みです。光や角度によって、作品の性質が違ってみえます。小学生の男の子が、作品を触りながらじっくりと作品について考えてくれていたのが印象的でした。



鈴木 眞里子  
「構成」

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写真作品に鑑賞者にシールを貼ることで参加してもらう作品です。作品完成までのワクワク感を一緒に共有することを提案しています。最初はすくなかったシールが、会が終わるまでにはたくさんに増えていました。



田村 香織  
「15-OP KUMI」

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作者の母親の体に合わせて再制作されたワンピースの作品です。会場には、型紙も一緒に展示され、洋服ができるまでの工程を感じることができます。また、今後SeeSewという浅見俊哉とのユニットで「じかんの着物」プロジェクトに取り組んでいきます。またこちらのブログでもお伝えしていきます。




まだまだ作品がたくさん!
後半に続きます!


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by kapl | 2015-06-03 06:17 | 2015.5月の企画

KAPLーPLAYERS OATH EXHIBITIONー

KAPLーPLAYERS OATH EXHIBITIONー

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KAPLのメンバーによる「PLAYERS OATH」(選手宣誓)展を5月31日(日)に開催します。

新たなシーズンを迎え、KAPLのメンバー13人による、それぞれの「選手宣誓」を表した作品が展示されます。

約2年ぶりとなるKAPLの企画。どうぞ皆様お誘い合わせの上ご来場下さい。


日時:2015年5月31日(日) 13:00-19:00

レセプション:Players oath 17:00-19:00

入場無料

KAPL(コシガヤアートポイント・ラボ)
埼玉県越谷市北越谷5-9-27 東武スカイツリーライン「北越谷駅」下車徒歩5分


Illus.Kaori Oyama
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by kapl | 2015-05-15 01:16 | 2015.5月の企画

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