『越谷発!アートワークショップ展―越谷アートの日―』
日時:2009年7月18日(土)・19日(日)・25日(土)・26日(日)
時間:13:00~18:00
場所:KAPL(コシガヤアートポイント・ラボ)
埼玉県越谷市北越谷5-9-27(東武伊勢崎線「北越谷駅」徒歩5分)
Web:
http://kapl.exblog.jp/
7/19(日):
越谷ガリバー地図をつくろう!
渡辺範久(まちづくりデザイン担当)のワークショップレポートです。
会場に入ると床に広げられた1/500の北越谷の地図が広がっています。
ワークショップは、地図を片手に北越谷を探検することから始まりました。
街を歩きながら空地の利用や元荒川の河川敷が道路の開発でなくなってしまう話を聞きながら、地図にメモをしていきます。
道端の草木の手入れやゴミ箱やベンチの設置など、ゆっくり道を歩いてみると、色々な人が地域に働きかけていることに気がつきました。
そして、越谷の名産だるまの製造を行っている荻野さんの工房を訪ね、越谷の昔の話やだるまの製造、歴史などについてお話を伺いました。
工房内部の様子、弁慶という柱にだるまを刺して乾かしています。
荻野さん。なんと十代目のだるま職人。越谷だるまの絵付けも披露してくれました。
明治時代のだるまの型。木製でとても重い。今のだるまよりスリム。
だるまは昔の人のエコから生まれていた。古くなった和紙を型に貼り付けて製造。これは昔の教科書。昔の紙はとても質がいいらしい。
地域探検から帰ってきて、自分が気づいた街や理想の街を考えて1/500の白地図に手を加えていく。
元荒川の桜並木や
北越谷駅
壁面にマップを展示すると、街を見下ろしているようです。
皆がそれぞれ感じた北越谷の街が広がりました。
地図をみたある鑑賞者からは、「海にクラーケンが描かれたりしている昔の人が想像していた地図のようだ」という意見がありました。
「街は、住人やそこに関わる人たちの想像力を持ってよりよく成り立つもので、街づくりを誰かがやっていればいいという無関心がどんどん街の魅力をなくしていってしまう」
と、ワークショップ発案者渡辺から言葉がありました。
この地図がみられる日は、残りの展覧会期の7月25日(土)・7月26日(日)の二日間です。
ぜひご来場ください。
また7月25日、26日はだるま制作、写真のワークショップが開催されます。
まだ参加申し込みができますので是非、ご参加ください。
7/25(土):
コシガヤだるまをつくろう!
14:00~16:00 古紙を使って伝統的な張り子技法でだるまをつくります。
コシガヤのだるまを元に自分ではりこしたり色をつけたりして、オリジナルのだるまをデザインしてみよう!
ワークショップコーディネーター:
山口愛(文教大学教育学修士在籍)
7/26(日):
日光写真で越谷の「風」を撮ろう!
14:00~16:00 元荒川河川敷を散歩し、心地よい「風」を撮影します。雨天は室内でフォトグラム撮影
ワークショップコーディネーター:
浅見俊哉(アーティスト)
申込方法:
●ワークショップの定員は各回20名。
メールにてご予約ください。kapl@excite.co.jp参加希望ワークショップを明記の上ご連絡下さい。
●ワークショップの参加者はお一人様、材料費300円がかかります。ご了承ください。
●上記の日程は予告なく変更になることもございますので、Webなどを参照して下さい。
お問い合わせ:
090-9318-7780(KAPL代表:浅見)
記事:浅見