7月26日盛況の下会期を終了しましたKAPL7月の企画展
『越谷発!アートワークショップ展―越谷アートの日―』
ワークショップリーダー:渡辺範久より、会期を終えての感想が届きましたので、ご紹介いたします。
7/19(日):
越谷ガリバー地図をつくろう!
渡辺範久(まちづくりデザイン担当)のワークショップを終えての感想です。
この度は参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。
皆様の参加により、好評のうちに終わることが出来ましたので報告をします。
ワークショップの手順としてまずまち歩きをしました。
実際に歩くことで、まちの中にある矛盾や魅力的な風景を肌で感じてもらいました。
次に越谷の名産だるまを創っている荻野さんの工房を訪ね、越谷の昔の話やだるまの製造、歴史についてお話を伺いました。
帰ってきたら早速作業に取り掛かりました。あちこちに楽しいまちが出来上がりましたので、ご紹介します。
さて今回のワークショップでは参加者に自由に越谷をつくってもらうという形で何も制限を設けず、創ってもらいました。
するとどうでしょう。
創られた場所に偏りが出てきました。理由は簡単です。
人は“まち”を自分の生活の中の関わりの中で感じているからです。
逆に言えば人は自分との関わりの中でしか“まち”を認識できないと言えます。
私的な考えではありますが“まちづくり”といえば、おじさんたちがやる事。という風なイメージが強いのは、大抵の若い人たちにとって生まれた場所は一時の仮の場所で、僕たちには関係ないよ。という風に考えているあたりに原因があるような気がします。
脱線したので話をワークショップに戻しますと、今回のワークショップで、参加者が自由にまちをつくることで、まちへの関心や興味を高めたいという狙いがありました。
結果はというと完成した作品から参加者のまちへの夢や思いが見て取れ、少しは達成できたのかなと思います。
まちには完成がなく、ただ変化だけがあります。
時代により、その姿は変わりますが、今の姿は過去から引き継いで、未来へと繋がっていることは確かなことです。
未来の子供たちが自分のまちに愛着がもてるように、今ある大切な風景や環境を未来にしっかり繋げていけるよう今後も頑張りたいと思います。
ワークショップリーダー:渡辺範久