3月のKAPL展覧会「はじめての教育学研究展」文教大学大学院教育学研究科2009年度研究報告が無事終了いたしました!
2日間で40名を超える来場者がありました。
参加してくださった皆様,応援してくださった皆様,本当にありがとうございました!
本展覧会企画者である文教大学大学院教育学研究科2期生は,2010年3月16日をもちまして,2年間にわたる修了過程を修了いたしました。
この展覧会では,大学院という枠を飛び出し,地域のアートスペースで研究成果を発表することで,研究者としての初めの一歩を「研究」に対する難解なイメージを新たにするものにしたいと考え開催されました。
9名の展示者の自己紹介パネル・研究紹介ポスター・修士論文・研究に関連する展示物がKAPLに飾られました。
2日間の展示では,ポスター発表形式で,展覧会に訪れた方たちに随時研究の説明を聞いて頂きました。
来場者からは「少し難しい内容の研究でも,研究者の生の言葉で聞くと分かりやすくおもしろかった」という意見を頂きました。
また,修了生も「学会や教授の前で話すのとは,もう一度自分の中で噛み砕き,伝えるということができて貴重な体験ができた」というような報告もありました。
また,20日には研究を気軽に体験できる「研究ワークショップ」も随時行われました。
美術教育を専門分野とした山口愛は「漫画を使った美術の開発授業の体験」を行いました。
KAPL内にあるものを顔に見立て,気持ちを考えて表情をつけていきました。
相手の気持ちを考え,表情をつけることが漫画表現であることを説明しました。
携帯会社の顔文字が実は自分の感情を表す身近な漫画表現であるそうです。
発達心理学を専門分野とした熊倉悠佳は「セロトニンを増やす朗読とリズム遊び体験」を行いました。
セロトニンを増やすと幸福感や安心感が得られると言われています。
リズム運動を行ったあと,谷川俊太郎さんの「きりなしうた」の詩を用いて,二人一組でリズムをとりながら自由に振りなどをつけて朗読を行いました。
体育教育を専門分野とした市河大は「やせる歩き方体験」を行いました。
KAPL内で,目をつぶってまっすぐ歩けるか確認。
正しい歩き方を教わり,外でもウォーキングの練習を行いました。
その後,文教大学教育学部中本敬子専任講師を迎え,教育についての気軽な座談会が行われました。
「なぜ,学校の先生は大学に通ってないとなれないのか」を切り口に,学生が研究することによって何を身につけていかなければならないのかをひもといていきました。
初日の20日は,研究発表やワークショップ,座談会によって様々な活発な意見のやりとりが18時すぎまで活発に行われ続けました。
21日のレポートに続く!
展覧会企画者:鈴木眞里子