KAPL2016.8月企画
「コシガヤクリエイターズルーム」レポート
越谷で活動するクリエイター達と一緒に、アート活動の可能性や
越谷という地域の面白さについて話し合いました。
先ず始めに、代表の浅見から、アートは世代や立場での交流ではなく、人と人がその人らしさをもって交流できるところに大きな可能性を感じていると話し、2008年から続く、KAPL(コシガヤアートポイント・ラボ)の取り組みを紹介しました。
KAPLの運営体勢や資金面、地元の魅力をいかしたプログラムの展開などを過去の取り組みを基に紹介。
地元の魅力をいかしたプログラムでは「コシガヤアートの日」と「アート運動会~三人寄レバ文殊ノサクヒン~」の紹介。
「コシガヤアートの日」は、地元の特産品であるコシガヤダルマをつくるプログラムや、越谷のまちそのものを題材にするプログラム、越谷の音と風をつかまえるプログラムを週末に展開。
「アート運動会~三人寄レバ文殊ノサクヒン~」では、越谷のキャラクターを当日集まった参加者がチームをつくり考え、街を行き交う人に投票してもらう取り組みを紹介。
●「コシガヤアートの日」2009年7月実施
http://kapl.exblog.jp/i21/
●「アート運動会」2010年11月実施
http://kapl.exblog.jp/i40/
資金面では、不要品とアート作品を一緒に展示販売する「コシガヤコミュニケートフリマーコシマー」を通して家賃を得るユニークな方法を紹介。
●「コシガヤコミュニケートフリマーコシマー」2010年から定期的に実施
http://kapl.exblog.jp/i33/
次に、KAPL設立のきっかけとなった2006年から2009年に開催した「まちアートプロジェクトー越谷ー」の取り組みを、代表を務めた鈴木から紹介。
越谷市内の商店に作品を展示し、その作品をみて街を歩く事で「街を美術館にする」というプロジェクト。
商店の方との作品制作を通しての交流や、運営面、資金面での工夫等を発表。プロジェクトを通しての参加者の街や作品制作の取り組みに対しての変容を大切にしたプロジェクトでした。
●まちアートプロジェクト
http://townart.exblog.jp/
次に、来場者を交えたグループディスカッションをしました。
テーマは、「越谷の魅力とアートの活動」。
KAPL運営メンバー、地元越谷で活躍するクリエイター、さいたまトリエンナーレのサポーター、市の議員さん、県の文化振興課の方々、隣町でわくわくする企画を事業としている方など、様々な立場から越谷、アートについて意見交換をしました。
約60分の意見交換の後、グループで話し合われた事を共有しました。
近年越谷はイオンレイクタウンが出来、多くの買い物客で賑わう街になった。一方で、かつて江戸から3番目の宿場町として栄え、その面影がまだ残る歴史も深い街であり、その魅力を知ってもらいたいという取り組みが増えて来ていることを紹介。
●やおきさんのマルシェ
https://www.facebook.com/yaokisan/
また、もともと市民活動が盛んな越谷。歴史的な資源と活動的な市民が繋がるきっかけが強くなればもっと魅力的な取り組みがうまれる。
●越谷市民活動支援センター
http://koshigaya-activity-support.info/
こうした活動をする上で、助成金等の制度を積極的に活用する事も提案されました。その上で、申請書類の書き方や、そのような助成制度があるかなどの情報交換ができるネットワークの形成も必要。それぞれが持っているスキルを生かしたチームがいいのではないか。
まだまだ活発な意見が沢山飛び出し、時間が足りない程でした。
今回のKAPLの企画「コシガヤクリエイターズルーム」は、越谷で活動している人がまず集まり、顔を合わす場をつくりたいと実施されました。この繋がりを通して、今後、さらにわくわくする企画が生まれる予感を感じられた時間となりました。
最後になりましたが、休日の貴重な時間にKAPLにご来場頂き増した皆様へ深く御礼申し上げます。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
●KAPLーコシガヤアートポイント・ラボー
http://kapl.exblog.jp/