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ちょく個展「ひきだし」・ちょくレポート

ちょく個展「ひきだし」2011/04/09(土)ー04/10(日)

こんにちは、そしてはじめまして。
ちょく です。

個展にいらっしゃっていただいた皆さま、本当にありがとうございました。
無事に会期を終えられましたのも、皆さまのお力添えのおかげです。


今回初めて、どこかに所属するでもなく、
単独で展示を致しました。

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初めての個展。
さて何がいいだろう。
おもむろに絵やなんかのしまってある「ひきだし」を空けてみた。
それらの一作品一作品、見ていたら、その作品に詰まった想いや思い出が、
芋ずる式にズルズルと繋がって表れてきた。
これだと思った。
いままでためて、人に見せなかった作品を見せてしまおう。

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そしてその中にある、私の思いも。
だから「ひきだし」の中身を出した。
これを使って作品を作るということは、自分の過去と現在とを出して、自分を見てもらうということだった。

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独りよがりでもかまわないと思った。
私のことを、知ってもらおう。
そんな展示にしよう。
そう思って、今回の様な展示となったのでした。

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けれど全部は見せられない。
まだ自分の心と折り合いがつかないこともあるもの。


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また、KAPLは人と繋がることを主軸にしているとのことで、それができる方法を考えた。

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イマイチ人と関るのが苦手な私だけれど、繋がることができるだろうか。
ネガティブな考えが多く浮かぶ私は、楽しめる様な繋がり、プラスの方向でいまいちアイディアが浮かばない。
どうしたものか…。と考えあぐねていたが、
じゃあ、ネガティブなところで人と繋がることができるのでは?
と思い、その方向で行こうと決めた。
いらっしゃって頂いた方々の、心の「ひきだし」に閉まっていることを聞いてみよう。
その秘密は直接聞かないし、答えてもらわない。
けれど、その秘密を、少しでも共有して、前向きに考えてもらえたら…。
そんなことを考えながら、出来上がったものがこちら↓

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一枚のパンフレットとフォーチュンクッキーを作った。

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「ひきだし」の中に書かれているのは、おおよそ皆の心の中に閉まっていそうな文章を沢山書いた。そうしておくと、自分の心の中に閉まっていることを思い出す、イントロダクションになるかなぁと。

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お土産のクッキーの中に入っているものは、その人のしまっている事柄に関しての私からのメッセージ。



私も苦しいよ、でも、あなたも一緒に頑張ろう、そして負けないで。
少しでも、前向きに考えられる様に。
そう思って、文章はひとつひとつ手書きした。
中の文章は、開けてみてのお楽しみ。

このパンフレットとクッキーは、「ひきだし」の中に入っていて、
いらっしゃっていただいた方に、「ひきだし」て取ってもらうことにした。

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オープニングレセプション4/9(土)18:00~19:00
しばし歓談の後、作品への質問を聞いてみた。
なにか作品について聞きたいことありますか?
色々質問してもらった。
何も考えてないわけではないのだけれど、けれど、うまく説明できません。
大勢の人の前に立つと、おどおどしちゃいます。。。
でも、聞いてみたいと思ってもらえるって、幸せなことです。
つまり、少しでも作品に関心をもってもらっているってことだもの。
ありがたい。


そしてその後、私が皆さんに聞きたいことを聞いてみた。
「あなたは心の引き出しに、しまっているものはありますか?」
「「YES」か「NO」でお答えください。」
「もし、差支えが無ければちょっとだけ、どんなものか教えて下さい。」
その場にいた皆さんの答えはほぼ全員「YES」。
そうだよね。何もない人を探すほうが困難かも。
でも、その「YES」の「ひきだし」の中は、どんな形で、どれぐらい、その人の心に存在しているのかは、本当に十人十色。
そしてそんな話を皆さんとしていると、なんだかそこにいる人たちで皆の秘密を少しずつ共有している気分。
私の秘密
あなたの秘密。
言わないけれど、存在している。
その距離感がたまらない。
察するという言葉がぴたりと当てはまる。

その「ひきだし」にしまっていることは、私にはわからないし、「ひきだし」にしまっているのだから話せないのは当然で。
でも、それだけだと寂しい。
だからフォーチュンクッキー、差し上げました。



そんなこんなでオープニングレセプション終了。
いらっしゃって頂いた皆さま、ありがとうございました。

暖かな日差しに恵まれた2日目も穏やかに過ぎ、2日間の会期終了となりました。


色んな方に出会えました。
出会いって、本当に素晴らしい。
色んな話を聞けました。
異なる感覚に触れることができる、ワンダフル体験。

個展にお越しいただきました皆さま、本当に、本当に、ありがとうございました。
心から感謝いたします。

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*****************************

大人になるということは、忘れるということだと、誰かが言っていたのだけれど、でも、それじゃあ悲しい。
いまそうやって、「ひきだし」にしまっている想いも、もしかしたらいつか忘れてしまうのかもしれない。
それはそれで、悪いことじゃない。
生きていくうえで、とても重要で、必要なことだと思う。
けれど、今、少しだけでいいから、
思い出して、想いを馳せて。
愛しんであげて。
それも愛しいあなたの、一部なのだから。

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2011/04/ 桜舞い散る春の日に ちょく
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by kapl | 2011-04-29 22:47 | 2011.4月の企画

ワークショップ研究会冊子発行記念パーティの様子

去る2011年4月16日(土) 17:00~19:00に開催された。

『Active Learning 造形ワークショップ-実践とプログラム開発』発行記念パーティの様子をご紹介します。

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徐々に集まる参加者たち

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完成した冊子。ワークショップのヒントが満載。

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壁面には、冊子の内容に関係したシートを掲示。

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パーティの内容は

集まった人たちの自己紹介から行われ、ワークショップのルーツ、現在のワークショップについて、ワークショップと目的について、アートプロジェクトとワークショップの関係について、教育への展開など話が広がって行きました。


パーティの中で出た発言を一部抜粋して紹介します。


・ワークショップはそもそも演劇ワークショップがはじまり。演劇を体を通して伝えていく方法として用いられた。
世田谷の街づくり住民と行政と合意形成をしていくワークショップも有名。美術館では宮城県美がいち早く取り入れた。新人研修のような会社の研修でも使われている。

・ワークショップは、学びの手法である。現在はワークショップの為のワークショップが行われている。子どもと一緒にガチャガチャやっていればワークショップみたいになってしまった。そもそも、目的があってワークショップは行われるものであるだろう。

・ある話ではワークショップの様なものは1300年位からあるといわれている。ワークショップは、立場が異なるもの同士が関わり合う事が大切。現在ではひとつのスキルとしてワークショップをを捉えるようになってきた。

・美術を学ぶワークショップは本当によく考えて行わないと危険。色の技術を習得する為なら技術指導の方が効果があるだろう。

・ヒッピー、スラム街でのワークショップでは、自己啓発が主目的として行われた。自分は抜け出したいという気持ちがワークショップのトビラだった。学校は、自分が何かをしたいから学校に来ているわけではないので、目的を持っているかいないかでは大きな違いがある。

・地域でワークショップを行う時は、伝える、学ぶの関係はどう考えればいいのか??ワークショップを地域で行うが、地域の人は学びに来ているのではない。

・冊子にも掲載した「元荒川出津橋自然フェスタ」は、学生と地域という一見異質なもの同士の相互理解が目的だった。地域の人たちは、元荒川の風景をいつまでも残したいと考えていた。都市計画による元荒川の河川敷にバイパスが通るという反対運動は昔から地域住民にあった。しかし、過激な発言を言っているだけでは事は進展しない。守りたいなら地域が大切だという気持ちを作らなくては活動として失敗なのではないか。そして学生たちも大学という場所だけに行き来し、大学のある地域について知らなかった。学生と地域が出会う場として「橋」をシンボルにこの「元荒川出津橋自然フェスタ」が始まった。
学生と地域の人が「ここ残したいよね。」と思わせるイベントを企画、実行する。そして地域の住民にそれを伝える事が大切なのではないか。そうしたら自然と「そこ」が残るのではないか?

・しかし、計画では道路は通る事が決定している。けれども、その道路をどう通すかは住民が提案できる。

・いま話しているのは「出津橋自然フェスタ」というアートプロジェクトの話だよね。目的がある。構造が非常にメッセージ性がある。その中に造形ワークショップがある。

・対立的なものがある。異質なものがある。ということがWS的にとても面白い。場に必然性があるか?という視点も。

・そういった意味で学校の教室、学校現場では成り立ちにくい。

・考える時間の必要性が必要だ。

・教えている学生の中で、デザイン学科の学生が課題をだされてずっとじっとしている。尋ねるといつ紙は配られるのかと質問してくる。

・自分は、現在大学の2年生で、均質化を意識出来た人間だと思っている。ただ生きていける人間。ニートが問題として浮上してきて均質化の問題を社会が知った。過去の学校教育がそれを目指したのだと思う。みんな平等で生きていける人間。校内暴力が大きな社会問題になった後、個性をたいせつにしよう!と叫ばれた。

・ゆとり教育も始まった。ゆとりは考えるゆとりのはず。言葉が悪かった。

・「学生」の価値。それは、自分で考える時間があること。社会人とは異なる。その「学生」は将来、社会人となる。

・教育とは両面を持っている。つくるもの、つたえるものの両面がある。今の学校教育の中では伝えるもののウェイトが大きいように思う。知識を与える方が考えさせるよりもずっと教える方が楽だからだ。だからリーダーは育たない。

・「生きる力」=問題解決能力。教育は野生の動物を社会化していくシステム。しかし、社会を効率化しすぎると社会から抜け出せなくなる。均質化はきれいなプリン。毒を理解できる能力が美術。美術は他の教科と違って知識ではない。数学も本当は計算が出来るという技術だけでなく理論のはず。理科も、社会も知識の伝達だけになってしまっている。または検証のみ。

・美術は能力を育てる教科。視覚文化をどう理解するか。学校の中に美術がある意味は?色をつくる技術は知識。美術は、自分で判断する能力を養う時間。私はこうやって生きていきたい。「自分らしく生きていく」をつくる。自分が基準となって判断するのが美術の力。自分の中に基準をつくるという学びを学校でどう扱うか。それを考えていくのはワークショップで出来るだろう。

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様々な立場の参加者が集いとても有意義な時間になりました。

冊子はKAPLで購入が可能です。

『Active Learning 造形ワークショップ-実践とプログラム開発』

三澤一実(武蔵野美術大学)/押元信幸(川口短期大学)編著

ワークショップ研究会のメンバーが行ってきた様々なワークショップの取り組みを一冊にまとめたもの。

目次
○学ぶ場を考える
○工芸制作とワークショップ
○きたこしアート交流
○元荒川出津橋自然フェスタ
○写真を通して関わる
○越後妻有アートトリエンナーレ
○ワークショップグループ Doナツ
○小中学校・美術館との連携の中で
○模索するワークショップ


お問い合わせ
kapl@excite.co.jp




記事:asami
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by kapl | 2011-04-26 21:27 | 2011.4月の企画

『Active Learning 造形ワークショップ-実践とプログラムの開発』発刊記念パーティのお知らせ2

終了しました。ご来場ありがとうございました。

当日のレポートはコチラ!




3月11日に起きた東北太平洋沖地震の影響により
3月19日に予定しておりました発刊記念パーティの延期による変更点を記載し直しました。是非ご来場下さい。



ワークショップ研究会から

『Active Learning 造形ワークショップ-実践とプログラム開発』

という冊子が三澤一実(武蔵野美術大学)/押元信幸(川口短期大学)の編著により発刊されます。


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それに伴い、

「ワークショップ研究会・冊子発刊記念パーティ」

を開催します。


ワークショップに興味のある方はどなたでも参加可能ですので是非お気軽にご来場下さい。



日時:2011年4月16日(土) 17:00~19:00

場所:KAPL(コシガヤアートポイント・ラボ)
    〒343-0026 埼玉県越谷市北越谷5-9-27
    東武伊勢崎線「北越谷駅」徒歩5分  地図

会費:飲食代としておひとり様2000円

本冊子も購入可能です。一冊500円

お問い合わせ:kapl@excite.co.jp




本冊子は、ワークショップ研究会のメンバーが行ってきた様々なワークショップの取り組みを一冊にまとめたものです。

目次
○学ぶ場を考える
○工芸制作とワークショップ
○きたこしアート交流
○元荒川出津橋自然フェスタ
○写真を通して関わる
○越後妻有アートトリエンナーレ
○ワークショップグループ Doナツ
○小中学校・美術館との連携の中で
○模索するワークショップ



ワークショップ研究会とは2006年3月に発足し、様々な立場のメンバーが集い、それぞれ独自のワークショップを運営し、ミーティングの機会にワークショップについてディスカッションする場です。

話題は、街と地域とアートの関係、教育現場との連携、美術館との連携、工芸ワークショップ、写真ワークショップ等々様々です。

当日は著者の三澤一実さん、押元信幸さんも出席の予定です。

お二人を囲んで、ワークショップについてわいわい語り合いましょう!!
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by kapl | 2011-04-13 01:57 | 2011.3月の企画

ちょく個展「ひきだし」宣伝ムービー+会期一日目の様子

東北太平洋沖地震の影響により4月9日(土)−10日(日)13:00~19:00に延期開催となった
ちょく個展「ひきだし」の宣伝ムービーです。

映像は展示途中の段階ですが、少しでも雰囲気が伝わっていただければ幸いです。
是非ともちょくさんの「ひきだし」の中を体験しに来てください。





一日目の展示の様子。


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情報等詳しくはこちらをご覧ください。
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by kapl | 2011-04-10 02:03 | 2011.4月の企画

小宮貴史・原田健太郎 個展「二人展」~個別展ではない個人展~

2011.4/23(土)-2011.4/24(日)
OPEN/13:00-19:00

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写真で遊び、構成し、確認し、考え、表現する。 ~小宮貴史~
私が撮影した写真にある基準を設け区別しました。 ~原田健太郎~
各々にとっての写真を各々の形で展示します。

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小宮貴史、原田健太郎による写真展です。
是非、いらして下さい。
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by KAPL | 2011-04-09 23:13 | 2011.4月の企画

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